▶毎月かかる費用
マンションに入居すると毎月徴収される費用が管理費と修繕積立金です。これらの費用は管理組合が区分所有者から徴収するものです。管理費は共用部の管理に関わる費用で、修繕積立金は将来の修繕に備えて積み立てします。そのほか、駐車場や専用庭、ルーフバルコニーの使用料がかかることがあります。
▶管理費
管理費は、共用部の水道光熱費、保守修繕費、日々の管理に要する経費、管理会社へ支払う委託費を賄います。これらの費用は管理のレベルに比例するもので、年間の費用がカバーできるように管理費の徴収額が決められています。したがって、基本的に不足も余剰も発生しない額になります。
▶修繕積立金
建物は築年数が経過すれば劣化が進むので修繕が必要になります。その修繕に関わる費用は、一定の時期にまとまった額が必要になります。そのため、将来的に必要になる額を計画的に積み立てることで、必要な時期に工事が実施できます。
修繕積立金の徴収額は、将来の修繕工事の時期と内容を検討して長期修繕計画を作成し、それに基づいて決めます。25年~30年先まで想定される修繕工事の総額を賄えるように積み立てていきます。