▶管理規約
マンション管理を円滑に進めるために、法律で定められているルールと各マンションで定められているルールがあります。
マンションごとに定められているルールとして管理規約があります。これはマンション管理組合の自治規範であるとされています。この管理規約に一般的に定められているのが、専有部部の範囲・用法、建物や敷地の管理方法、管理組合の役員、総会、理事会、会計に関することなどです。
管理規約の制定、変更には総会の特別決議で可決を経る必要があります。新築マンションを購入すると、販売会社から管理規約案について、同意を求められ、購入者の全員が同意する方法で管理規約が定められます。
管理規約は、国土交通省から「マンション標準管理規約(単棟型・団地型・複合用途型)」として雛型が提示されており、これを参考にして多くのマンションで管理規約が作成されています。
▶使用細則
管理規約で定めたことを、実際の運用方法について手続きなどを定めたものを使用細則といいます。この制定や変更は総会の普通決議で可決を経る必要があります。
例えば、ペットを飼育してよいか否かは管理規約で定め、飼育してよいペットの種類や飼育する場合の方法や届出手続きなどを使用細則で定めます。